東京を拠点に活動するアーティスト、Audrey Fondecave（オードリー・フォンドゥカヴ）による、OBG ue.（神戸）にて開催された個展「Mineral Vegetal」に向けて制作されたポスター。

近年取り組んでいる和紙でできた立体作品のシリーズから、ブルーが印象的なオリーブのオブジェと岩絵具によるペインティングがポスターとしてデザインされました。彼女による詩が作品と共に静かに響き合い、日常に軽やかな空気を運んでくれます。

embrace the wind,
listen to its secrets,
stir them with water and the powder of stones,
enfold them in tiny pieces of paper.

風を受け入れ、
その秘密に耳を傾け、
水と石の粉でかき混ぜ、
小さな紙片に包み込む。
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私は顔料を用いて作品を制作しています。その粉末は単なる色だけでなく、主に石でもあり、私たちの環境の一部であり、地球の古代の一部から来ています。これらを使うことで、個人的な経験を超えた場所や時代と繋がることができます。

作品には植物でできた紙や布も使用しており、植物の世界から大きなインスピレーションを得ています。絵を描く際は、最小限のコントロールで筆の動きを小さなダンスのように捉え、有機的な風景を作り出します。紙のオブジェも同じ顔料を用いて作られています。私はそれらを「Enfolders（エンフォルダー: 包むもの）」と呼んでおり、中が空洞の貝殻のようなものを指しています。壊れないものや完璧なものを目指しているわけではありません。私たちは、脆さや違いから生まれる独自性を称えるとともに、遊び心や偶然性を楽しみ、大切にすることが必要だと考えています。

オードリー ・フォンドゥカヴ
2024年 東京
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※サインなし、単色ブルーのサイン付き、レインボーカラーのサイン付き、の3種類があります。

※PC・スマートフォンなどの環境によって、実物と少し色が異なって見える場合がございます。

※オンラインの販売は国内発送のみとさせていただきます。

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作品・詩 : オードリー・フォンドゥカヴ
デザイン：前田晃伸
写真：阿部健
サイズ：A3 (420×297mm）
100部限定（エディション付き）

（プロフィール）
Audrey Fondecave オードリー・フォンドゥカヴ
フランス生まれ。2001年より東京を拠点に活動。ペインティングやコラージュ、インスタレーションなど、多岐にわたる表現形式を用いて作品を制作。近年は岩絵具などの有機的な素材による抽象画に取り組んでいる。また、「Too Much Magazine」の編集者、子どものための美術教育者など、多彩な顔を持つ。