[SOLD OUT]
【販売期間は、2021年7月10日 09:00 – 2021年7月18日 21:00。作品の発送は7月19日以降となります。】
渡邉紘子展「オアシス」で発表した作品です。「砂漠のチューリップ」シリーズから派生した立体作品。砂漠に咲く花はコスモスが多めです。
タイトル:砂漠のコスモスとひまわり
素材:綿布, 絹布, 糸, 針金, ビーズ
サイズ:w20 × d16 × h6(概寸,cm)
制作年:2021
_
「オアシス」制作秘話 : 渡邉紘子
「オアシス」は、2020年の春分の日あたりから現在までの、実際に起きた出来事からヒントを得て制作をした作品で構成しています。この期間、コロナウィルスの蔓延はもちろんですが、長年住んだ場所からの引越し、事業を始めるなど、大きな環境の変化がありました。人生で最大級に落ち込み、落ち着き、感動し、思考した日々でもありました。未だに日常が非日常のようです。花やハートなど幸福感のあるモチーフを選んで制作したことは、ふわふわした日常の中の精神的な安定剤となりました。
「砂漠のチューリップ」
これはいただいたお仕事のボツ案です。とても気に入っているし、今の自分の気持ちに寄り添うような模様だったので、どうにか実現したいと思いました。あり得ない風景として思いついた「砂漠のチューリップ」でした。カラカラの砂漠で咲いているチューリップなんて存在したら、たくましくて可愛らしくて泣ける、だなんて。でも調べてみたら、チューリップの先祖は砂漠で発生したそう。固定観念とは怖いものです。色んなことを決め付けたくないと思って生きてきたのに、早速やってしまっていました。
今回は様々な形で「砂漠のチューリップ」を使っています。砂漠を表す黒い点は、マジックで点描しています。この点描はとても時間がかかりましたが、花やハートを作るのと同様、メディテーションの様でもありました。
そして、「砂漠のコスモスとひまわり」があります。これは散歩をしていて実際に見た風景です。砂漠ではないですが、コスモスの中にひまわりが咲いていて、季節が混ざっているようで驚きました。ただ、これもあちこちで存在する風景だそうです。
_
※PC・スマートフォンなどの環境によって、実物と少し色が異なって見える場合がございます。
※繊細な作りとなりますので、お取り扱いにお気をつけください。
※販売は国内発送のみとさせていただきます。
(作家プロフィール)
渡邉紘子 Hiroko Watanabe
1981年生まれ。多摩美術大学 テキスタイルデザイン専攻卒業。University of Art and Design Helsinki留学。日常の小さな出来事をテーマに、布などを使用したオブジェ やインスタレーションなどを制作している。2020年、代々木上原にアトリエ兼スペース「April Shop」をオープン。
関連する商品です